人間が緊張する原因

緊張状態になると冷や汗が出たり心臓がハラハラドキドキしたりする、このようなカラダの反応というのを「緊張反応」と言っています。こういった反応というのは、私たちがまだ類人猿と共通の祖先だったの時期に由来します。

その当時はライオンとかオオカミなんかに襲いかかられて命を亡くす危険性があって、生存し続けるためには争ったり逃げたりしなければなりませんでした。

危機的状況に直面したケースでは、カサカサした手では木とか岩に登ろうとしてもスリップしてしまいますから、汗を流して湿らせたり、心臓をドキンドキンさせて血液をカラダの中に行き渡らせたりすることによって、いかなる時でも動けるようにカラダを戦闘状態にしたりする・・・こういった反応が、今日の時点での私たちのカラダにも引き継がれているというわけです。

緊張状態になってパニックを起こしてしまうことだって一緒のことです。危機的状況に遭遇してすぐにでも行動しなければならない場合だと、いろいろなことを思ったりするのではなく、生き延びることだけに一生懸命になるので、思考の回路がストップします。

今の時代のライフサイクルの場合は生命の危険に出くわすということはほとんど無いことですが、大勢の前で話したり面接試験で受け答えしたりするシチュエーションで不安とか恐怖を感じると、緊張反応というのが出てしまうのです。

緊張状態になるということはメンタルが弱いからではなくて、動物的反応が出て沈着冷静が消え去ってしまうからだと言えます。
緊張反応というのは、人によりまちまちまったく違う形で出て、その度におんなじ反応が止まらなくなる人が多いことがほとんどです。

手汗が出たり、心臓がドキンドキンしたり、頭が白紙状態になったりする他にも、交感神経が優位に作用するため、自律神経が支配している五臓六腑に反応が表れやすく、吐き気とか下痢、便秘が引き起こされる方もいるわけです。

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